参照>http://deckardsguide.blogspot.jp/2012/06/hounding-for-fox-umbrella.html |
傘はまた、優雅なステッキでもある。
フォックスアンブレラズ(FOX UMBRELLAS)に香る英国伝統の美学は、傘を閉じたときに現れるステッキとしてのシャープなシルエットに見ることができます。
これを「フォックスアンブレラズ(FOX UMBRELLAS)の細巻き」と言いますが、今回フォーカスしたいのはそれとは違います。ハンドル、つまり持ち手です。
ステッキということになれば、持ち手の美しさはこだわりたい。
持ち手、素材の個性
1.マラッカ籐
まずは定番中の定番、マラッカ籐です。
その昔高級ステッキといえば間違いなくマラッカ籐でした。軽くてしなりがあり奥深い個性と味わいがあり、ステッキを知り尽くした人ほど惹きつける、通好みの素材です。
定番中の定番、マラッカ籐 » アイテム詳細 |
2.ワンギー
次にワンギー(根竹)。バーナーであぶって ひとつひとつ曲げていきます。こちらもクラシックな素材で、チャップリンのステッキとしてもよく知られています。
ワンギー(根竹) » アイテム詳細 |
「街の灯」のワンシーン。ワンギー素材のステッキを持ってます。 参照>http://www.doctormacro.com/movie%20star%20pages/Chaplin,%20Charlie-Annex.htm |
3.メープル
こちらはメープル(楓)。もとの材色は白っぽく、日に当たることで色味を深め、使い込むほどにどんどん味わいを増していきます。優しい雰囲気があり、木の質感も生える素材です。
メープル(楓) » アイテム詳細 |
同じメープルでも、グロスフィニッシュで光沢豊かに仕上げたこんな持ち手もあります。
グロスフィニッシュのメープル(楓) » アイテム詳細 |
4.チェスナット
こちらはチェスナット(栗)、枝ぶりそのままで木肌を活かした作りになっています。湿気に強いので、雨の日に使うステッキとしては最適な素材です。
チェスナット » アイテム詳細 |
5.レザー
そしてレザー、本革巻きに仕上げた持ち手です。天然木とはまた違ったスタイリッシュな雰囲気が楽しめます。
レザー、本革巻き » アイテム詳細 |
レザー、本革巻き » アイテム詳細 |
6.ニッケル
最後にニッケル。モチーフとしての個性が強く、アクセサリー要素の強いルックスとなっています。
狐モチーフのニッケル » アイテム詳細 |
ウサギモチーフのニッケル » アイテム詳細 |
みなさんはどのタイプに惹かれますでしょうか?
フォックスアンブレラズ(FOX UMBRELLAS)の傘はほかにもさまざまな視点で魅力を掘り出すことができますが、せっかくこだわって買われる傘ですから、持ち手にも自分の価値観を投影したいものです。
フォックス・アンブレラズのアイテム一覧
» メンズ
» レディース
傘がなぜステッキに?
ちなみに、傘はさして雨をしのぐ実用物には違いありませんが、どうして英国の伝統ではまた別にステッキとしての意味を持ったのでしょうか?
そもそも欧州の伝統では、脚を使って歩くというのは身分の高くない人たちがやることであって、貴族や地位の高い人たちは馬や馬車に乗って移動していました。雨日に自分で傘なんてさして戸外を歩くというのは貧しい人たちのすることで、傘は、使用人にさしてもらう必要がありました。自分はそうしてもらってせいぜい庭を散歩するくらいです。
スターのプロマイド写真が上半身しか写さないのは、スターは脚を使う必要がない種族だからだという話もあります。歩いてもレッドカーペットの上で、とかく脚で歩くという行為を消すので、雨の日に傘をさして街を歩くなどというのは、優雅な行為ではなかったと推測されます。
ただの傘では貧しい実用品にすぎず、19世紀当時の英国紳士たちに受け入れられるには、アクセサリーとしての価値を帯びる必要があったのかもしれません。そのある意味頑なで偏屈な美学が、このような美しい傘、アクセサリーとしての傘を生みだしたのかもしれません。
傘をさしてもらう、キング・オバマさんとキング・オブ・アフリカ。
参照>http://www.mrconservative.com/2013/05/16276-king-obama-orders-marines-to-hold-an-umbrella-over-him/ |
参照>http://en.wikipedia.org/wiki/Dahomey |
モダンブルーのお買い得企画を知るにはFacebookページが便利です。
0 件のコメント:
コメントを投稿