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2014年9月3日水曜日

ティベリオフェレッティ:男のサッシュベルト完全攻略案内



サッシュベルトとは?

バックルのないサッシュベルト。
ティベリオフェレッティ(Tiberio Ferretti)がこの秋冬発表した新作です。
しかしメンズでサッシュベルトというのは、あまり聞いたことがない。
そもそもサッシュベルトとは何かというと、トレンチコートのベルトのようなもので、帯が幅広で薄いため、巻いたり結んだりしたときに優雅なドレープができるのが特徴です。一種の腰帯のようなスタイルで、結び目の美しさを演出できるのがこのベルトの面白いところといえます。
軍人の肩帯や憲章、女性や子供の飾り帯、駅伝や選挙候補者の襷、すべてサッシュ(Sash)と呼ぶことからすると、実用品というより象徴物や飾り物としての意味が大きい。
そもそもベルトとはアクセサリーであり腰に据える花飾りである。そんなティベリオフェレッティのビジョンがいっそうストレートに表れた新作といえます。


攻略ポイントは2つ

通常より薄手でしなやかなレザー、そして光沢感のあるベロア素材。
コーディネートの主役を張る視線簒奪アイテムではありますが、一歩誤れば痛いオッサンになりかねないのも確かです。
どちらに転ぶかは、

 1 にスタイリング(コーディネート)
 2 に結び方(巻き方)

この2つを確実に攻略できるか否か。
というわけで、以下、ティベリオフェレッティのサッシュベルト、完全攻略案内いたします。

薄手でしなやかなレザーと、艶っぽいベロアの組み合わせ。大柄ドットが効いたティベリオフェレッティのサッシュベルト。


スタイリング実践編

第一の攻略ポイントはスタイリング(コーディネート)です。ティベリオのサッシュベルトはそれだけで存在感が強いので、合わせるアイテムは、ベルトを引き立たせるために一歩引くような、そんな選択が基本になってきます。


1. ドレスアップする場合


ドレスアップとなれば当然ホワイトシャツですが、ポイントは、スーツのカラーをサッシュベルトに合わせてダークネイビーにしていること。ベルトがボトムスの色に溶け込み、かつドットとレザーのフリンジだけが浮き上がります。ティベリオのサッシュベルトは細身にできているので、シャツもスーツも細身を選ぶと手堅く仕上がります。さらに小襟のシャツを選ぶのも、こうしたモードなスタイルには配慮すべきポイントです。

使用アイテム
» サッシュベルト(TIBERIO FERRETTI)
» スーツ(DOLCE&GABBANA)
» シャツ(DOLCE&GABBANA)



2. シンプル・カジュアルの場合(サッシュベルトをリバースして使用)


デニムシャツにカーキのボトムスを組み合わせたコーディネートは定番ですが、もう少し広げると「(ネイビーを含む)ブルー系×(カーキを含む)ブラウン系」という組合せがカラーコーディネートの王道的定番で、ここは押さえておきたいところです。ベルトもまたブラウン系かネイビー系なら間違いのない組み合わせになります。
このサッシュベルトはリバーシブルですが、このようにリバースして使った場合も、結び目のところだけはベロア面を向けると変化が生まれます。

使用アイテム
» サッシュベルト(TIBERIO FERRETTI)
» デニムシャツ(SIVIGLIA)
» パンツ(SIVIGLIA)



3. 柄物と合わせる場合


やや上級編。個性の強いサッシュベルトに個性の強い柄シャツを組み合わせた場合です。ポイントは、グリーン系(オリーブ)のベルトに対し、シャツは補色になる赤系(エンジ)をもってきているところ。イタリア国旗のように、緑と赤は補色と呼ばれカラーコーディネートによく使われる組み合わせです。双方が主張し合い、かつ補い合うという関係になります。だから柄と柄をぶつけても共存できる。ただしボトムスだけは溶け込むように背景に徹します。

使用アイテム
» サッシュベルト(TIBERIO FERRETTI)
» シャツ(FINAMORE)
» パンツ(SIVIGLIA)




結び方解説

スタイリングのポイントを攻略したところで、今度は結び方(巻き方)です。ネクタイと同様、結び方自体はいたって簡単ですが、いかにキレイな結び目に調整できるかがポイントになります。


1. 本結び

結び方の定番ですが、そのまま結ぶと片方の剣先だけ裏を向いてしまうので、両剣先ともベロア面が表を向くよう、結び目で捻りを入れます。コンパクトに締まった結び目ができるので、バランスの良いナチュラルな印象になります。

1. 両端をクロスさせ上下に引っ張ります。

2. 一方の剣先で輪っかを作ります。

4. ベロア面が表を向くように捻りを入れ、両剣先を引っ張ります。

5. 結び目が小さくなるまで剣先を引っ張り、形を整えます。




2. ひと結び

いわゆる“ひと結び”ですが、ここではベルトループを芯にして結びます。一回の結びだけでフィニッシュできるので、剣先を長く垂らすことができます。そのため派手でダイナミックな印象になります。

1. 一方はベルトループを通し、一方は通さない状態で剣先をクロスさせます。

2. ベルトループを通した方の剣先で、もう一方の剣先を巻き込むようにします。

3. そのまま剣先をベルトループにひと結びして入れます。

4. ベロア面が表を向くように捻りを入れ、両剣先を引っ張って完成。



アイテム詳細
» ネイビーのサッシュベルト
» グリーンのサッシュベルト
» TIBERIO FERRETTI のアイテム一覧はこちら

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